みんなの「作ってみた」

WebサイトやWebサービスを立ち上げるときに用意しておくと、運用・管理していく上で役に立つもの

2019/05/12

shinshin86
shinshin86
前職では作曲を行っていましたが、サウンドプログラミングには疎いです。 仕事では主にJS触っています。

はじめに

WebサイトやWebサービスをリリースする際、サービスの運用を行うにあたって自分が普段行っているセットアップを備忘録として書き残しておこうと思います。
主に運用に関することを書いていくので、開発に関しては一切触れません。
(例えば HerokuNetlify などのデプロイに関することだったり、CDNの設定だったり)
もし、もっとこういう運用にしたら楽だよーと言うのがあればコメントいただけると喜びます。

また、ここで書くのは、あくまで私個人が立ち上げたサービスでの運用なので、個人開発レベルのものを想定しています。

Google アカウントを作成する

まずはサービスを立ち上げる前にやっておくこと。

Google

まず、サービスに関連するGoogle アカウントを作成します。
Gmailのアドレスも作成できますし、後述しますが、Google AnalyticsGoogle Search Consoleも使用するので、一番最初に作っておくと良いです。
そしてGoogle Chromeに作成したアカウントを紐づけることで、そのサービスに関する作業をChrome内で簡潔化することができます。
個人のアカウントとも混ざらないし、明確に管理を分けれるので、いろいろと楽です。

サービスに関するSlackワークスペースを作成する

作成したサイト・サービスに関するSlackのワークスペースを作成します。
上(Google)で作成したGmailアドレスでワークスペースと自身のアカウントを作成し、もし他にメンバーがいれば、その方も招待します。

Slack

Slackを初めて触る方は最初戸惑いますが、「絵文字でリアクションできるLINEだよー😃」と適当なことを言って紹介します。
SlackのIncoming Webhooksや後述するStatsbotなどを使って様々な通知を行うようにすると、「おー便利じゃん!」と言ってテンションを上げてくれます。
(ただし非エンジニアに限る)

Google Analytics

Webサイト・サービス・アプリをやるなら必須のサービス。

Google Analytics

まだ私自身はそこまで使いこなせていないのですが、とりあえずよく見る指標だけをまとめたレポートを設定したり、必要に応じてコンバージョンの設定を行ったりします。

また、Google Tag Managerも必要に応じて使います。
主にクリックイベントの検知をGoogle Analyticsと連携させるために使いますが、ここは現在勉強中なので、もうちょっと個人でいろいろ試してから追記しようと思います。

ちなみにGoogle AnalyticsのiPhoneアプリも結構使いやすくて良かった!

Google Search Console

こちらもWebサイト・Webサービス・Webアプリをやるなら必須のサービス。

Google Search Console

自分のサイトがどれぐらい検索結果に表示されているか?
どういう検索クエリで自分のサイトへの流入が発生しているか?
など、検索流入に関するデータがたくさん集まります。
SEOとかを考える上ではGoogle アナリティクス同様こちらも非常に重要。

ちなみに運用しているあるサイトは、(自身がSEO無知だったということもあり)長い間、検索結果の5ページぐらい目にしか表示されませんでしたが、サーチコンソールとアナリティクスを見ながらページ内で使用するキーワードをチューニングしていった結果、大手サイトと並んで1ページ目に表示されるようになりました。
もちろん、そのサイトは非常にニッチなテーマを扱っていたため、競合が全然いなかったというのがありますが、まあ成功体験としてはなかなか悪くないものでした。
(本当は宣伝も兼ねてそのサイトをここにも貼りたいのですが、友達と匿名で好きにやっているサイトなので貼りません😢)

というわけで、個人的にはSEO周りの結果の見える化は個人サービス運用においてもモチベーション維持にとても重要な役割を果たすので、ここらへんはちゃんと設定しておくと良いと思います。

また、他に関わっているメンバーが居る場合は毎日Slackに通知もさせるようにしておくとメンバーのモチベーション維持にもつながるし、アクセス上がってきたじゃん!とかポジティブな会話もできて、なかなか楽しいです。

というわけで、Slackに通知させるためのStatsbot。

Statsbot

ざっくり書くとGoogle AnalyticsのレポートをSlackに通知してくれるやつ。

Statsbot

設定も超簡単なので、手間かけずにやれるし、毎日決まった時間にレポートを投げるように設定しておくと、日々進捗が簡単にわかって、とても良いです。

ちなみに、StatsbotのSigninはいつもSlackアカウントでログインするようにしています。
また設定は下記のポストを見て行っていた記憶があるので、参考がてら貼らせてもらいます。

GA(Googleアナリティクス)のレポートを自動で毎日Slackに通知する方法

最近いじった際にインターフェースが見やすくなっていて使い勝手も向上していたので、好印象。

Twitter

サービスの公式ツイッターアカウントを作って呟かせます。
Wordpressで立ち上げたサイトで、記事更新のタイミングでTwitterにも通知させる場合などはWP to Twitterを使ったりします。
ただ、TwitterのAPI Key取得がめんどい...しょうがないのだけどね。

WP to Twitterの設定方法などは下記を参考にしてやったと思うので貼らせてもらいます。

更新通知をいち早く!記事公開でTwitterに自動投稿できるWordPressプラグイン「WP to Twitter」

ただ、Twitterアカウントを作っても、ある程度発信力がないと意味なかったりするので、そこらへんは別途どうしていくか考えていく必要があります。

まとめ: 基本的にはGoogleとSlackを中心において管理していく

ここらで一旦筆を置きます。
スピード重視で書いたので雑かもしれません。

このポストを書こうと思ったそもそもの目的が、自分が新たにサイトをリリースした際に、やるべきことをWeb上にまとめておきたいというものだったので、新たな方法や、より良いやり方が見つかったら随時アップデートしていく予定です。

(まとめとして)自分の運用方針としては、

  • 通知が必要な情報はなるべくSlackに送るようにする
  • 自身のプロジェクトで利用しているサービスなどは基本的に作成したGoogleアカウントに紐付けるようにする
  • そのGoogle アカウントでログインしたGoogle Chromeがあれば、作業は完結できる状態にしておく

というようなルールを持って動くようにしています。
もちろん例外がなくはないですが、このルールを守ることで無駄なことに頭のリソースを使わないで済みます。
Slackに通知させれば、出先でも気付けるし、Google AnalyticsのiPhoneアプリとかも複数アカウントの切り分けが簡単なので、出先でサクッと確認もできます。

ちなみにSlackのIncoming WebHooksもよく使います。AWS - lambdaなどのサービスとの連携もしやすいので、かなり重宝します。
あとはGoogle Formsと組み合わせたりとか。手前味噌ですが、下記に自身が以前Qiitaに書いた記事を貼らせてもらいます。
Slack + Google Forms (Google Apps Script)を組み合わせて、およそ10分でフォームの回答結果をSlackに通知させる設定を行う

あとがき - 知識やアイデアに価値はなくなり、行動できる人に価値が出てきた

最近は知識やアイデア、それ自体に価値はなくなり、行動できる人に価値が出てきたと言われています。
Web関連であればNetlifyなどを始め、無料でも十分使えるサービスが出てきていますし、なにかサービスを作っても、個人規模ならば失敗したところで失うものはたかがしれています。
(本当に少なければドメイン代と潰した幾日もの休日ぐらいで済みそう...?)
なので、行動しない理由はなくなってきましたね😳

ただ、実際のところ、行動するのって時にしんどかったりもします。それだったら家でNintendo Switchやっている方が楽しいし、Netflix見ている方が満足できる時間過ごせたりします。

なので行動するってなったときになるべく面倒に思わず、重い腰を挙げられるようにセットアップ手順を備忘録として残しました。
本当はこれらのセットアップを一つのshell scriptで完結できたら最高なのだけど...
(もしかして、そういうのって実現可能...?)